2010年08月18日

ゆうちょの不具合の原因が判明

7月12日に発生したゆうちょ銀行のシステム障害は、

ユーザーに大きな影響を与えましたが、障害発生から1カ月が

経過し、ようやく原因が判明したようです。



郵政民営化後に発生した最大のシステム障害となった7月12日の

トラブルは、米IBM製磁気ディスク装置(HDD)内の

制御装置で発生したバグ(プログラムの欠陥)が原因だった

ことが明らかになり、16日、正式に原因として発表されました。

使用していた2台の制御装置のうち、バグが発生したのは

1台だけだそうで、誤った命令で正常に稼働していたもう1台

をストップし、障害した方を稼働させたために大規模な障害

に発展したとの事です。



障害発生時には、全国のゆうちょの現金自動預払機

(ATM2万6千台)で現金の引き落としや送金などの取引が

できなくなり、他の金融機関にも影響を及ぼしました。

ゆうちょ銀が他行との送金データを処理する内国為替システムの

HDDを分離したため、13日午前中には全面復旧出来ました。



障害が発生したHDDはIBMの主力製品でもあり、現在でも

日本で約1000台、世界で1万台以上が稼働しており、

多くの金融機関で使用されているそうです。



ゆうちょは対策として、IBMの保守要員常駐と24時間監視

を行いつつ旧HDDを使用しているそうですが、9月初旬には

プログラムを改良した新機種に完全移行することを

発表しています。



ゆうパックで大量遅配のトラブルが発生したばかりの日本郵政

グループですが、今回も信頼性が問われるトラブルが発生

してしまいました。





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Posted by amezari at 15:36