けろけろ日記

プロ野球チームで毎試合、フルイニング出場を続けていた阪神の

金本選手が、ついに試合を欠場しました。



１４９２試合連続で、公式戦にフルイニング出場を果たしたと

いっても、野球を知らない人にはピンと来ないかもしれません。

これは前人未到の大記録なのです。あの「元祖鉄人」衣笠幸雄が

樹立した２２１５試合連続出場の記録より素晴らしいと評価する

人もたくさんいます。



一打席、代打に出るだけで連続試合出場は継続されますが、

フルイニング出場は文字通り、途中で一切交代していないことに

なります。代打も送られず、代走もおくられず、怪我もせず、

スタメンとしてふさわしい成績を残し続けたわけですから。

まさしく「偉大な歩み」と評価されるのがふさわしいでしょう。



右肩を故障し、スタメンとして十分な働きが出来ないと、自分で

判断したうえでの試合欠場とのこと、潔いですね。



欠場を決断するまでには相当の逡巡があったと思いますが、

欠場が決まった後、元阪神監督だったオリックス・岡田彰布監督

に連絡をしたそうです。



岡田監督は「“ダメですって、いっぱいいっぱい”や

言うとったわ」とそっけない言い回しでしたが、これは岡田流の

激奨なのでしょう。交流戦で会うん楽しみにしてるて

言うといたわ」と、記者たちに電話での会話を披露していました。



「でもホッとしとるんとちゃうか。いずれ、いつかは

こうなるんやからな」とも語った岡田監督、まさしく、金本選手

の胸中には、長い記録からのプレッシャーから解放された安堵感

があるに違いありません。



連続フルイニング出場記録は途切れてしまいましたが、まだまだ

連続試合出場記録は続いています。シーズンはまだ始まった

ばかりですし、これからも金本選手の代打出場は続くでしょう。



しかしこの際、試合を全休して、治療に専念して欲しいと

思っているファンも多いと思います。記録よりも、金本選手が

現役を続けてくれるのが何よりですからね。





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