けろけろ日記

マグニチュード8.8という記録的な大地震に見舞われた南米・チリでは、

家屋の倒壊などの一時被害がすさまじく、各国から支援・救援が続々と

集まっていますが、さらに火災や略奪など、二次的な災害が大量発生

しているようです。



地震発生から３日目を迎えた現在でも、倒壊した建物の下敷きになり、

救助されていない生存者が数多くいるそうです。さらに行政もなかば

マヒ状態で、放火や略奪、暴行などが多発。政府は１万人規模のチリ軍

兵士を出動させており、治安の維持に努めています。

しかし、一向に治安の回復には至っていないようですね。



この地震で、太平洋をはさんで反対側にある日本にも、津波が押し寄せて

きました。日本では日曜日の朝から、気象庁から大津波警報が発令され、

テレビを付ければ一日中、津波の到達予想地域が表示されていました。



チリ政府の発表では、この地震で現在までに７２３人の死亡が確認された

とのことですが、倒壊した建物に取り残されている生存者の救助が遅れた

場合、さらに死者は増えてしまうことが予想されています。また、火災や

暴行などの2次災害での死亡者を含めれば、膨大な被害者数にのぼることは

明らかです。被害の大きかった沿岸部では、５００人以上が死亡しており、

行方不明者もまだまだ多いそうです。心配ですね。



地震大国と呼ばれる日本にとっては、この大地震は他人事で済ますわけには

いきません。関東・東海地方に大地震が発生した場合、今回のチリのような

大惨事に至るのは確実です。



３月１日、チリ政府は国連を通して、世界各国に支援要請したということ

ですが、日本はこの惨事に何らかの手を差し伸べることはできるのでしょうか。

亡くなった方のご冥福を祈りつつ、ひとりでも多くの方が救出されることを

いのるばかりです。







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